「キャッシュバックサイトを使ってもデメリットはない?」
「お得な海外FXのキャッシュバックサイトはどこだろう?」
海外FXでの取引をする際に、キャッシュバックサイトを活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
上手にキャッシュバックサイトを活用できれば、取引時の手数料を安くできる可能性があります。一方、悪質な業者がいるため注意も必要です。
この記事では、下記の内容について解説します。
- キャッシュバックサイトを利用するメリット、デメリット
- 主要なキャッシュバックサイトの特徴
- キャッシュバックサイトを選ぶときのポイント
- キャッシュバックサイトでもらえる報酬についてFX業者別に比較
海外FXでの取引でキャッシュバックサイトを利用するとお得になる可能性があります。ぜひ参考にして安心なサイトを見分けられるようにしましょう。
キャッシュバックサイトからの口座開設・トレードでキャッシュバックがもらえる
- 直接キャッシュバック…海外FX業者から直接もらえる報酬
- 間接キャッシュバック…キャッシュバックサイトを介してもらえる報酬
海外FX業者が公式サイト上で行うキャンペーンなどで発生する報酬が、直接キャッシュバックです。同じ意味で「ボーナス」とも呼ばれます。
口座開設ボーナスのように、海外FX業者の公式サイトで新規で口座開設すると取引に利用できる仕組みなどが代表例です。
一方、間接キャッシュバックは、キャッシュバックサイト経由で口座開設やトレードを行って得られる報酬を指します。
トレーダーの取引量が増えると、海外FX業者からキャッシュバックサイトに紹介報酬が支払われます。この紹介報酬の一部がトレーダー側に還元される仕組みになっています。
キャッシュバックサイトから海外FXの口座開設をする3つのメリット
- 取引量が多いほど多くのキャッシュバックを受け取れる
- キャッシュバックのおかげで手数料が安くなる可能性がある
- ECN方式の口座もキャッシュバック対象になる場合がある
取引の条件によって、もらえるキャッシュバックの内容が変動します。1つずつメリットを解説します。
1. 取引量が多いほど多くのキャッシュバックを受け取れる
キャッシュバックサイトでは取引量に応じてキャッシュバックをもらえるのがメリットです。
取引ロット数が増えれば増えるほど、多くのキャッシュバックを受け取れます。
とくにスキャルピングやデイトレードなど短期間のトレードを好む方は、取引回数や取引量も多くなる傾向のため、キャッシュバックの恩恵は大きくなるでしょう。
2. キャッシュバックのおかげで手数料が安くなる可能性がある
キャッシュバックがあれば、実質の取引手数料を安くできる場合があります。
海外FXで利益をあげるには、取引のたびに発生する手数料やスプレッドをいかに抑えるかは重要なポイントです。この際にキャッシュバックを差し引けば、実質の取引コストは安くなります。
スプレッド0.2pips + 取引手数料0.9pips - キャッシュバック0.4pips = 取引コスト0.7pips |
ドル円の1ロットあたりのスプレッドに取引手数料を加えキャッシュバックを引くと、取引コストは0.7pipsです。
取引のロット量や回数に比例してキャッシュバックが発生するので、取引を重ねるほどキャッシュバックの累計額は大きくなります。
3. ECN方式の口座もキャッシュバックの対象になるケースもある
ECN方式の口座でもキャッシュバックを受けられる場合があります。
ECNとはインターネット上の取引所で売買する取引方法です。一般的な口座よりもスプレッドは狭く設計されており、キャッシュバックを加えると、さらに少ない取引コストで取引が可能です。
ECN方式の口座では、BigBossのプロスプレッド口座、XMTradersのZERO口座、TitanFXのブレード口座などがよく知られています。
キャッシュバックサイトから海外FXの口座開設をする2つのデメリット
キャッシュバックサイトを経由して海外FXの口座開設を行うと次のようなデメリットも想定されます。
- 海外FX業者からのキャッシュバックを受け取れない可能性がある
- 悪質な業者の場合は意図的にスプレッドを広げられるケースがある
1. 海外FX業者からのキャッシュバックを受け取れない可能性がある
多くの海外FX業者では、キャッシュバックサイト経由で口座開設やトレードをした場合は、海外FX業者が独自に用意しているボーナスは受け取れません。
BigBossでは取引ボーナスが常時もらえるほか、不定期に入金ボーナスも設定されます。しかしキャッシュバックサイトを経由した口座開設者は、いずれのボーナス付与も認められないのです。
キャッシュバックサイトの条件次第では、BigBossの公式サイトで直接取引した方が取引コストが安くなる可能性があります。BigBossには1ロットの取引で4ドルのボーナスが発生する直接キャッシュバックがあるためです。
間接キャッシュバックと直接キャッシュバックの併用はできない場合が多いので、取引前に確認しましょう。
2. 悪質な業者の場合はスプレッドが意図的に広げられるケースがある
信頼性の低いキャッシュバックサイトの利用には注意が必要です。
キャッシュバックサイトを利用した場合のみ「余計にスプレッドを広げているのでは?」と指摘するトレーダーの声もあります。
為替レートの急変に備えるなど、海外FX業者が一時的にスプレッドを拡大することはあります。ただトレーダーの見えないところで、キャッシュバックサイト経由のトレーダーにのみスプレッドを操作していたら悪質行為と言わざるを得ません。
こうした悪質なキャッシュバックサイトを介して取引を繰り返せば、ムダな手数料が膨らんでいく可能性が高いでしょう。
キャッシュバックサイトは非常にお得です。せっかく海外FXを利用するのであれば使わない手はないでしょう。
海外FXのキャッシュバックサイトを条件別に比較
次にキャッシュバックサイトの主要5社について、海外FXの取引を行った際にもらえる報酬についてFX業者別に比較します。
また利便性の面からも比べることでより優れたキャッシュバックサイトを検証してみましょう。
1. キャッシュバック率を比較
キャッシュバックサイトが変われば、同じ海外FX業者、同じ口座タイプでもキャッシュバック率が異なります。
自身が利用している、または今後利用したい海外FX業者を想定して、キャッシュバック率が高いサイトをチェックしてください。
ここでは主要な海外FX業者4社を例に、キャッシュバックサイトのキャッシュバック率を比較します。
1. BigBoss
スタンダード口座 | FOCREX口座 | プロスプレッド口座 | |
TariTali | 0.8pips | 0.48pips | 4ドル |
RoyalCashBack | 0.8pips | 0.48pips | 0.4pips |
CASHBACK FOREX | - | - | - |
FinalCashBack | 0.25pips | - | 2.5ドル |
CASHBACK Victory | - | - | - |
主要5サイトの中でキャッシュバック率を比較するとTariTaliとRoyalCashBackが有利です。
2. XMTrading
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 | |
TariTali | 8.5ドル | 8.5ドル | 4.25ドル |
RoyalCashBack | 8.5ドル | 8.5ドル | 4.25ドル |
CASHBACK FOREX | 5.5ドル | 5.5ドル | 2.2ドル |
FinalCashBack | 6.0ドル | 6.0ドル | 3.0ドル |
CASHBACK Victory | 8.0ドル | 8.0ドル | 4.0ドル |
XMTradingでは公式サイトで入金すると100%の入金ボーナスが設定されています。ただしキャッシュバックサイトを経由すると直接キャッシュバックの権利が消えるため注意が必要です。
3. AXIORY
MT4スタンダード口座 | MT4ナノスプレッド口座 | cTraderスタンダード口座 | cTraderナノスプレッド口座 | MT5テラ口座 | |
TariTali | 4.5ドル | 1.8ドル | 2.25ドル | 0.9ドル | 1.8ドル |
RoyalCashBack | 4.5ドル | 1.8ドル | 2.2ドル | 0.9ドル | 1.8ドル |
CASHBACK FOREX | 3.0ドル | 1.2ドル | 1.5ドル | 0.6ドル | 1.2ドル |
FinalCashBack | 3.0ドル | 1.2ドル | 1.5ドル | 0.6ドル | - |
CASHBACK Victory | 4.0ドル | 1.6ドル | 2.0ドル | 0.8ドル | - |
どのキャッシュバックサイトと提携しても有利に取引できるでしょう。なぜならAXIORYは独自に設定しているボーナスがほとんどないためです。
4. TradersTrust
クラシック口座 | プロ口座 | VIP口座 | |
TariTali | 4.5ドル | 1.8ドル | 0.45ドル |
RoyalCashBack | 4.5ドル | 1.8ドル | 0.45ドル |
CASHBACK FOREX | 5ドル | 1.25ドル | - |
FinalCashBack | 2.5ドル | 1ドル | 0.25ドル |
CASHBACK Victory ※ | - | - | - |
※口座の表記が古いため記載できず
提携しているサイトは多いですが、直接キャッシュバックとの併用はできない場合が多いため、公式サイトでのボーナスとどちらを選ぶのが有利か見極めたほうが良いでしょう。
2. 出金条件や利便性で比較
トレーダーにとっては出金にかかる最低額や手数料も重要なポイントです。
主要5サイトの出金条件を整理してみましょう。
サイト名 | 支払最低額 | 出金手数料 | 出金可能時期 | 出金方法 |
TariTalii(タリタリ) | 1,500円 | 無料 | 最短当日 | 国内銀行振込
海外銀行振込 bitwallet SticPay |
RoyalCashBack(ロイヤルキャッシュバック) | 5,000円 | 無料 | 翌月20日 | 国内銀行振込 |
CASHBACK FOREX(キャッシュバックフォレックス) | 24,000円(銀行振込)
1,200円(PayPal) |
4,800円(銀行振込)
無料(PayPal) |
翌月12日 | 国内銀行振込
Neteller PayPal Skrill SticPay China Union Pay |
FinalCashBack(ファイナルキャッシュバック) | 5,000円 | 無料(銀行振込) | 翌月25日 | 国内銀行振込
PayPal |
CASHBACK Victory(キャッシュバックビクトリー) | 5,000円 | 無料 | 翌月末(翌月25日までに出金申請の場合) | 国内銀行振込
Bitwallet Neteller |
最低額1,500円ともっとも低く、出金手数料が無料、さらに出金が即日でも対応できるTariTaliは使い勝手がよいと言えるでしょう。
ただし自身が利用する海外FX業者と、キャッシュバックサイトが提携している必要があります。各社のサイトに対応している業者一覧が掲載されているので、そちらも確認してください。
海外FX業者を決めてからキャッシュバックサイトを選ぶ
先に海外FX業者を決め、次にキャッシュバックサイトを選ぶのが基本的な流れです。
キャッシュバック率の高さだけで、利用する海外FX業者を決めるのはおすすめしません。
なぜならキャッシュバック率が高い海外FX業者ほど、スプレッドが広い傾向にあるためです。
また海外FX業者を選ぶ際の比較ポイントは多くあります。
一つの特徴だけにとらわれず、ボーナスやスプレッド、レバレッジのほか、サポートサービスの充実度なども加味して、総合的に判断することが重要です。
FX業者を決めてから、その業者と相性のよいキャッシュバックサイトを選んでください。
下記の記事では、安全な海外FX業者を見つけるポイントについて解説しています。
これから海外FX業者の利用を検討している方は、ぜひこちらの記事も参考にご覧ください。
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